【中】暴君の溺愛は、罪なほどに。



 詐欺(さぎ)みたいなものじゃない!

 そう言おうとした私は、怜央に見せられたスマホに映る愛奈の姿を見て、息を飲んだ。




「えっ…?な、なにこれ!」




 バンッと机をたたいて、腰をあげる。

 怜央の手からスマホを奪い取って、画面をまじまじと見ると、隠し撮りと思われる愛奈の顔に、青いアザができているのがよく分かった。




「なに?なんでこんな怪我をしてるの!?」


Bomb(ボム) Strike(ストライク)にやられたみたいだね~」




 私の疑問に答えたのは心くん。

 Bomb Strikeさん?なんで愛奈の好きな人が?




「どうして…」




 困惑を顔に出して怜央たちを見ると、怜央が伏し目で、どうでもよさそうに答える。