怜央は国宝級のイケメンで、出会っていきなり妃にされて、伴侶だと思って接してきたけど…。
私って、怜央のこと、恋愛的な意味で好きなのかな…っ?
「…分からないなら、試してみる?」
「た、試すって…?」
怜央は目を伏せて、顔を近づけた。
唇に訪れた感触は、朝と同じもの。
ばくっと心臓が大きな音を立てて、体が熱くなる。
甘い緊張が指先まで走って、きゅ、と怜央の手をにぎりこんでしまった。
唇が離れて、怜央がまぶたを持ち上げる。
「どう?俺のこと、好き?」
「…っ」
分かった。分かっちゃった。
キスされたって、少しも嫌じゃない。
ドキドキして、ドキドキして、怜央のことで頭がいっぱいになっちゃう。
私、怜央のこと好きなんだ…っ。
ほんの少しうなずいたのがちゃんと見えたのか、怜央は妖しく微笑んで、また私にキスをした。



