「キスしたい。もう一回」
「えっ?」
い、今、キスしたいって言った!?
しかも、もう一回って…!怜央とキスしたことなんてっ!
ない、と思う私の頭に、朝の出来事が思い浮かぶ。
ま、まさかあれっ、怜央の…っ!?
かぁっと赤くなりながら、私は、ふるふる、と首を横に振った。
「は、伴侶だからそういう関係なのは分かるけどっ、私たちっ、ちゃんと好き同士なわけではないと思うし…っ!」
「好き。夕華のこと、すごく。一生、俺のそばにいて欲しい」
「えっ…!?」
れ、怜央が、私のこと、好き…?
これって、恋愛の意味でってことだよねっ!?
赤い瞳に、じぃっと見つめられて、私はますます顔が熱くなるのを感じる。
「俺の気持ちは、夕華に向いてるよ。あとは、夕華が俺を見てくれれば…」
「わ、私、は…っ」



