【中】暴君の溺愛は、罪なほどに。

 自分の自由は、自分でつかみとらないと。




「よし、1人でもなんとかしよう!」




 私は意気込んで、階段を駆け下りた。


 それにしても、唇に触れたもの…怜央の唇、とかじゃないよね?

 それだったら、怜央とキスしたことになっちゃう。


 私は、かぁっと熱を持った顔を左右に振って、きっと気のせい、ほおにぶつかったりしたんだ!と自分に言い聞かせてキッチンに入った。