「誰が行かせるか」 はっきりとした低い声が聞こえて、私は体を固まらせる。 「あはは、赤星。おはよう。」 「チッ…初歌、今日は俺と遊ばないか?」 「え、えっと、でも…」 悠くんとの約束が…。 というか、紅蓮くん、さり気なく距離が近いっ…! 「こいつのことなんて気にすんな」 ぐ、紅蓮くんってば…!