「え…」
真っ直ぐ私を見つめる瞳は凛として、さっきまでの冷血な視線はそこにはない。
真剣で力強い眼差しで私を見てる。
「…確かにあいつはすごいデザイナーだよ」
私から本を取って本棚に戻した。
何冊もあるKAZUSHIの本を眺めて。
「大胆なパターンと積極的な色彩は視覚に訴えかてる、不可思議とも言えるようなデザインにそれでいてタイムレスな表現も忘れない…誰にもマネ出来ない唯一無二のデザイナーだ」
「う、うん…」
なんだかすごい難しい言葉が並んで、ほとんど理解できない…けど、そう話す一成の表情を見てればわかる。
一成はKAZUSHIのことを本気で認めてるんだ。
だから悔しいとかやるせない気持ちを抱えて、今まで断って来たのかなって…
わからないなりに思った。
「…今は所詮客寄せパンダだ、俺にそんな力はない」
「そんなことっ」
「でも!俺はいつかあいつを超えたい…、あいつを超えて見返したい」
「…。」
グッと手を握りしめた、グーにした手がキリキリと揺れる。
服のことになると一成はいつもそうだよね、誰よりひたむきに向き合ってる。
そんな服を、私は着させてもらってるんだ。
私にもできるかな、もっとー…
真っ直ぐ私を見つめる瞳は凛として、さっきまでの冷血な視線はそこにはない。
真剣で力強い眼差しで私を見てる。
「…確かにあいつはすごいデザイナーだよ」
私から本を取って本棚に戻した。
何冊もあるKAZUSHIの本を眺めて。
「大胆なパターンと積極的な色彩は視覚に訴えかてる、不可思議とも言えるようなデザインにそれでいてタイムレスな表現も忘れない…誰にもマネ出来ない唯一無二のデザイナーだ」
「う、うん…」
なんだかすごい難しい言葉が並んで、ほとんど理解できない…けど、そう話す一成の表情を見てればわかる。
一成はKAZUSHIのことを本気で認めてるんだ。
だから悔しいとかやるせない気持ちを抱えて、今まで断って来たのかなって…
わからないなりに思った。
「…今は所詮客寄せパンダだ、俺にそんな力はない」
「そんなことっ」
「でも!俺はいつかあいつを超えたい…、あいつを超えて見返したい」
「…。」
グッと手を握りしめた、グーにした手がキリキリと揺れる。
服のことになると一成はいつもそうだよね、誰よりひたむきに向き合ってる。
そんな服を、私は着させてもらってるんだ。
私にもできるかな、もっとー…



