KAZUSHI's collection SHOW当日ー…
めーっちゃ緊張してる、バクバク心臓がやばいかもしれない…
えっと、深呼吸して。
とりあえず吸って吐いて、気分を落ち着かせて…
って普通に無理だよね。
緊張しないわけないよね、緊張しない方が無理だよこれは。
「すぅー…はぁー……」
キリッと目を開いて、背筋を伸ばす。
「うん、大丈夫!」
私なら、きっと大丈夫。
「ナノ!」
「一成っ」
「もうすぐ始まるけど…、どうだ?」
「絶好調だよ!」
手で輪っかを作ってOKのサインを送る、本当に今日はそれくらい余裕があるから。
「そうか」
「うん!」
クリスタルドームは広くて大きくて人も多くて、到底私の頭では追い付かないことばかりなんだけど。
まさかそんなステージで自分がランウェイを歩くことになるなんて少し前の私には想像が付かなかった。
てゆーかそんなの想像できるわけないし。
でもね、想像できなかったからこそ私の未来はまだまだこれからなんだって思えた。
「ナノ」
一成を目を合わせて、手を握って。
そっと近付くから目を閉じるの。
唇から、一成の温度を感じて。
「行ってこい」
「うん、…行って来る」
「忘れるな」
まだまだだよ、でも不安なんてない。
怖くもない。
だって私にはー…
「俺がいる」
めーっちゃ緊張してる、バクバク心臓がやばいかもしれない…
えっと、深呼吸して。
とりあえず吸って吐いて、気分を落ち着かせて…
って普通に無理だよね。
緊張しないわけないよね、緊張しない方が無理だよこれは。
「すぅー…はぁー……」
キリッと目を開いて、背筋を伸ばす。
「うん、大丈夫!」
私なら、きっと大丈夫。
「ナノ!」
「一成っ」
「もうすぐ始まるけど…、どうだ?」
「絶好調だよ!」
手で輪っかを作ってOKのサインを送る、本当に今日はそれくらい余裕があるから。
「そうか」
「うん!」
クリスタルドームは広くて大きくて人も多くて、到底私の頭では追い付かないことばかりなんだけど。
まさかそんなステージで自分がランウェイを歩くことになるなんて少し前の私には想像が付かなかった。
てゆーかそんなの想像できるわけないし。
でもね、想像できなかったからこそ私の未来はまだまだこれからなんだって思えた。
「ナノ」
一成を目を合わせて、手を握って。
そっと近付くから目を閉じるの。
唇から、一成の温度を感じて。
「行ってこい」
「うん、…行って来る」
「忘れるな」
まだまだだよ、でも不安なんてない。
怖くもない。
だって私にはー…
「俺がいる」



