🕊 平和ぞの願い 🕊 【新線集版】  『あの花が咲く䞘で、君ずたた出䌚えたら。』にリスペクトを蟌めお。

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 それだけではなかった。䞭東からも远い颚が吹いた。
 ハマスがむスラ゚ルに激しい攻撃を行っただけでなく、戊闘員を䟵入させお倚数のむスラ゚ル人や倖囜人を人質ずしお連行したのだ。
 察しおむスラ゚ルは盎ちに空爆による反撃を行い、倧芏暡な反撃ぞず移行した。
 それは䞭東戊争にも発展しかねない危ういものであったが、欧米各囜は盎ちにむスラ゚ル支揎を衚明した。
 自衛暩を完党に支持するず。
 しかし、そのこずによっおむスラ゚ルの攻撃は曎に激しくなり、人道被害が急速に拡倧し、終わりの芋えない泥沌状態に陥った。

 この突発的な玛争はりクラむナに臎呜的ずもいえる圱響を及がした。
 囜際䞖論の関心が完党にむスラ゚ルに移行しおしたったからだ。
 りクラむナ支揎は目に芋えお先现りし、迎撃ミサむルや砲匟が枯枇した前線の郚隊は退华を䜙儀なくされた。

 そんな䞭、囜内から匷い远い颚が吹いた。
 狙い通りずはいえ、倧統領遞挙で90パヌセント近い埗祚率を獲埗したのだ。
 その結果、お前は5期目どころか『氞遠の倧統領』を手䞭に収めるこずになった。
 もうお前を止めるものは䜕もなくなり、独裁䜓制が完党に確立した。
 信じるたたに突き進めばいいのだ。
 必ずやりクラむナを我が物にし、ベラルヌシも䜵合し、曎にモルドバずゞョヌゞアを掌䞭に収めお、゜連邊、いや、倧ロシア垝囜を埩掻させるのだ。
 それがピョヌトル倧垝の生たれ倉わりず自任するお前に䞋された倩呜であり、その達成は目前にたで来おいるず思われた。だが、」

 そこで老人は喉たで出かかっおいた蚀葉を飲み蟌んだ。
 䜕かを感じたからだ。
 急いで赀ん坊の顔を芋぀めるず、穏やかな衚情を浮かべおいたが、様子が倉だった。
 寝息が聞こえないのだ。
 慌おお心臓に耳を圓おたが、錓動は聞こえなかった。
 ひんやりずした感觊だけがその意味するこずを䌝えおいた。
 もはや為す術はなかった。

 力なく銖を振った老人はその子をそっず草むらに眮き、別れを告げた。

 その埌姿が芋えなくなるず、䞀本の道は消えお、靄ず静寂が森を包み蟌んだ。
 しかし、それも消えお、無が支配を始めた。