昼過ぎを得ても三国の会談は尽きず、和やかな雰囲気の中、貿易や援助金など細かい内容まで次々と決まっていった。
そんな雰囲気を打ち破る一報が入る。
「申し訳ありません。劉進殿を取り逃しました…!」
聖国の部隊の隊長が悲痛な慌てた様子で会議場に現れる。
「どう言う事だ⁉︎」
事態の深刻さ亜聖が勢いよく席を立ちバタバタと隊長の後に着いて部屋を出て行く。
晴明も反射的に李生に、
「香蘭の安否を確認しろ。」
指示を出す。
まさか、あれほどの兵士に囲まれて脱出なんて不可能な筈だ。嫌な胸騒ぎがする。
晴明もじっとしていられず立ち上がり、秀英の警護を虎鉄に託しその場を後にした。
香蘭には第3部隊をつけている。彼等の守備は完璧だ。それに…香蘭がここにいる事は極秘中の極秘だ。気付かれる訳が無い。
騒つく心を振り払いながら晴明は香蘭の元へとひた走る。否応にも鼓動はドクドクと騒だっている。
「…大変です!!香蘭様達が…いらっしゃいません!!」
一足先に部屋に辿り着いていた李生が青ざめた顔で引き返して来た。
「何故だ⁉︎守りは完璧な筈だ!」
晴明も信じられないという面持ちで足を止めずに部屋まで急ぐ。
扉前にいた4人の護衛がバタンと倒れている。
「陛下、それ以上近づかないで下さい!
眠り薬と思われます。香と共に焚かれているようで兵士達は気を失っているだけです。今、気付け薬を持って来るように頼んだので…。」
李生に腕を引掴まれ止められる。
「ちょっとまて!中の者は誰もいないのか⁉︎」
さすがの晴明も血の気が引いた様に顔面蒼白状態だ。
連れて来た兵の半分はこの部屋の警護に当たらせていた筈だ。その全員が眠らされたというのか…?
「多分…憶測ですが、煙幕と共に眠り薬がばら撒かれ一瞬のうちに倒れたのかと…。」
李生も頭が真っ白になるくらいの蒼白気味だ。
「…陛下…ご報告が…!!」
その声に2人同時に振り返る。
1人の兵士が肩で息を切らしながら、片膝をつき頭を下げていた。
「どうした!?」
先を急ぐように晴明が問いかける。
「…香蘭、様…寧々様、連れ去られ…護衛5名後を追い…、今、三階濡れ縁に…
しかし…香蘭様が…身代わりに…」
「どこだ!案内しろ!!」
晴明は兵士が全てを話し終える時間も惜しみ話しを遮る。
香蘭に何かあったら生きていけない…そう思うだけで手が振る出す。晴明はその手をぎゅっと握り締め、走り出す。
そんな雰囲気を打ち破る一報が入る。
「申し訳ありません。劉進殿を取り逃しました…!」
聖国の部隊の隊長が悲痛な慌てた様子で会議場に現れる。
「どう言う事だ⁉︎」
事態の深刻さ亜聖が勢いよく席を立ちバタバタと隊長の後に着いて部屋を出て行く。
晴明も反射的に李生に、
「香蘭の安否を確認しろ。」
指示を出す。
まさか、あれほどの兵士に囲まれて脱出なんて不可能な筈だ。嫌な胸騒ぎがする。
晴明もじっとしていられず立ち上がり、秀英の警護を虎鉄に託しその場を後にした。
香蘭には第3部隊をつけている。彼等の守備は完璧だ。それに…香蘭がここにいる事は極秘中の極秘だ。気付かれる訳が無い。
騒つく心を振り払いながら晴明は香蘭の元へとひた走る。否応にも鼓動はドクドクと騒だっている。
「…大変です!!香蘭様達が…いらっしゃいません!!」
一足先に部屋に辿り着いていた李生が青ざめた顔で引き返して来た。
「何故だ⁉︎守りは完璧な筈だ!」
晴明も信じられないという面持ちで足を止めずに部屋まで急ぐ。
扉前にいた4人の護衛がバタンと倒れている。
「陛下、それ以上近づかないで下さい!
眠り薬と思われます。香と共に焚かれているようで兵士達は気を失っているだけです。今、気付け薬を持って来るように頼んだので…。」
李生に腕を引掴まれ止められる。
「ちょっとまて!中の者は誰もいないのか⁉︎」
さすがの晴明も血の気が引いた様に顔面蒼白状態だ。
連れて来た兵の半分はこの部屋の警護に当たらせていた筈だ。その全員が眠らされたというのか…?
「多分…憶測ですが、煙幕と共に眠り薬がばら撒かれ一瞬のうちに倒れたのかと…。」
李生も頭が真っ白になるくらいの蒼白気味だ。
「…陛下…ご報告が…!!」
その声に2人同時に振り返る。
1人の兵士が肩で息を切らしながら、片膝をつき頭を下げていた。
「どうした!?」
先を急ぐように晴明が問いかける。
「…香蘭、様…寧々様、連れ去られ…護衛5名後を追い…、今、三階濡れ縁に…
しかし…香蘭様が…身代わりに…」
「どこだ!案内しろ!!」
晴明は兵士が全てを話し終える時間も惜しみ話しを遮る。
香蘭に何かあったら生きていけない…そう思うだけで手が振る出す。晴明はその手をぎゅっと握り締め、走り出す。



