そっと床に下ろされるが、香蘭は安堵のせいか緊張のせいか、腰が抜けてフニャッと跪きそうになり、寸でのところで晴明が横抱きに抱き上げる。
会場からは歓喜の声が鳴り響いてくる。
「香蘭…これは、大変な事になったぞ…どうする?」
晴明は言葉とは裏腹になぜか嬉しそうに笑っている。
それというのも決勝戦の前に頭巾を取り、皇帝だと晒した上で戦に臨んでいた。
その皇帝である晴明に、勝利の瞬間抱き付き口付けまで交わしたのだから…誰が見たってそれが婚約者の香蘭だと言う事は一目瞭然だ。
「当に覚悟は出来ております。
晴明様の1番側で…その命を守りたい…です。」
香蘭は知らずと湧き出て来る涙を止める事も出来ず、ただ目の前のその逞しい広い肩にしがみつく。
この人の尊い命を守るのが私の使命だと、香蘭自身、今はっきりと実感した。
「ありがとう…。
香蘭…俺も全身全霊をかけてそなたを守り抜く。」
晴明はそう明るい声で言い放ち、踵を返し会場へと足を進めた。
眩しい大歓迎と喝采の中、誰もが認める皇帝と皇后が誕生した瞬間を、ここにいる誰もが忘れる事はないだろう。
会場からは歓喜の声が鳴り響いてくる。
「香蘭…これは、大変な事になったぞ…どうする?」
晴明は言葉とは裏腹になぜか嬉しそうに笑っている。
それというのも決勝戦の前に頭巾を取り、皇帝だと晒した上で戦に臨んでいた。
その皇帝である晴明に、勝利の瞬間抱き付き口付けまで交わしたのだから…誰が見たってそれが婚約者の香蘭だと言う事は一目瞭然だ。
「当に覚悟は出来ております。
晴明様の1番側で…その命を守りたい…です。」
香蘭は知らずと湧き出て来る涙を止める事も出来ず、ただ目の前のその逞しい広い肩にしがみつく。
この人の尊い命を守るのが私の使命だと、香蘭自身、今はっきりと実感した。
「ありがとう…。
香蘭…俺も全身全霊をかけてそなたを守り抜く。」
晴明はそう明るい声で言い放ち、踵を返し会場へと足を進めた。
眩しい大歓迎と喝采の中、誰もが認める皇帝と皇后が誕生した瞬間を、ここにいる誰もが忘れる事はないだろう。



