「簡単な事だ。
暗殺が成功したかのようにペンダントを持って祖国に帰れ。後は我に任せれば良い、悪いようにはしない。」
既に晴明の頭の中には作戦が思い浮かんでいる。
上手くいけば近いうちに、敵を成敗する事が出来るだろうと既に先を読む。
「この者に食事を、部屋を与え身なりを整えろ。
江洋(コウヤン)そなたは今から世も余の家臣だ。働きに応じて報酬も与える。良い働きを見せてみろ。」
それだけ言うと、皇帝晴明はサッと立ち上がり踵を返して歩き出す。
晴明は、江洋を放つに当たってある計画を練る。
あともう少しで香蘭の命を狙う主犯格に辿り着く。それには江洋の協力と、信頼なる家臣が必要だ。
こんな時は隠密であり幼き頃からの友である虎鉄の出番だ。
「虎鉄、話がある。」
虎鉄と話しを詰めて、今回の作戦の全容を説く。
「良いか。大事なのはギリギリまで決して悟られず、主犯格に近付く事だ。洋を上手く動かし探れ。」
「承知しました。まずは敵国にどのように乗り込むか…。」
香の国とは鎖国状態であり、お互いの国に乗り込む事は容易では無い。
「江洋が帰り道を知っているだろう。彼に着いて行けば間違いない。洋は人質を主犯格に取られている。人質を救い出す為には裏切る事も出来ないだろう。
まず先に、このペンダントの偽物を至急造らせろ。出来れば3日、それ以上かかると計画が漏れ出る恐れがある。」
既に香蘭暗殺未遂から3日が経過している。実行日時は何らかの形で報告している筈だ。だとしたら一刻の猶予も無い。
時間が経てば経つほど疑いが生まれる。
だが何故、香蘭が香の国の者に命を狙われ無ければならないのか?
何故、晴明ぐらいしか知り得ない香蘭のペンダントの事を知っているのか?
分からない事ばかりだ…。
それから3日を待たずして香蘭のペンダントの偽物は完成した。
既に体調を回復させた江洋と共に虎鉄も影となり着いて香の国へと潜入する。
3日後の未明、
聖国に向けて出航する船の荷台の中に紛れ、2人は密入する事となる。清国には一泊もせず荷台の中に潜んだままだ。遂に疑われる事無く香の国に密入国を成功させる。
虎鉄と洋はその足で主犯格のいる場所へと急ぐ。
後は晴明の計画通りに動くのみ。
洋が主犯格の邸宅のドアを叩く。
隠密である虎鉄は既に身を隠し、どこからか忍びこむ手筈を整えている筈だ。
洋は婚約者の無事と、この先の運命が良い方向に進む事を強く願いながら、重く大きな門が開くのを待ち侘びた。
暗殺が成功したかのようにペンダントを持って祖国に帰れ。後は我に任せれば良い、悪いようにはしない。」
既に晴明の頭の中には作戦が思い浮かんでいる。
上手くいけば近いうちに、敵を成敗する事が出来るだろうと既に先を読む。
「この者に食事を、部屋を与え身なりを整えろ。
江洋(コウヤン)そなたは今から世も余の家臣だ。働きに応じて報酬も与える。良い働きを見せてみろ。」
それだけ言うと、皇帝晴明はサッと立ち上がり踵を返して歩き出す。
晴明は、江洋を放つに当たってある計画を練る。
あともう少しで香蘭の命を狙う主犯格に辿り着く。それには江洋の協力と、信頼なる家臣が必要だ。
こんな時は隠密であり幼き頃からの友である虎鉄の出番だ。
「虎鉄、話がある。」
虎鉄と話しを詰めて、今回の作戦の全容を説く。
「良いか。大事なのはギリギリまで決して悟られず、主犯格に近付く事だ。洋を上手く動かし探れ。」
「承知しました。まずは敵国にどのように乗り込むか…。」
香の国とは鎖国状態であり、お互いの国に乗り込む事は容易では無い。
「江洋が帰り道を知っているだろう。彼に着いて行けば間違いない。洋は人質を主犯格に取られている。人質を救い出す為には裏切る事も出来ないだろう。
まず先に、このペンダントの偽物を至急造らせろ。出来れば3日、それ以上かかると計画が漏れ出る恐れがある。」
既に香蘭暗殺未遂から3日が経過している。実行日時は何らかの形で報告している筈だ。だとしたら一刻の猶予も無い。
時間が経てば経つほど疑いが生まれる。
だが何故、香蘭が香の国の者に命を狙われ無ければならないのか?
何故、晴明ぐらいしか知り得ない香蘭のペンダントの事を知っているのか?
分からない事ばかりだ…。
それから3日を待たずして香蘭のペンダントの偽物は完成した。
既に体調を回復させた江洋と共に虎鉄も影となり着いて香の国へと潜入する。
3日後の未明、
聖国に向けて出航する船の荷台の中に紛れ、2人は密入する事となる。清国には一泊もせず荷台の中に潜んだままだ。遂に疑われる事無く香の国に密入国を成功させる。
虎鉄と洋はその足で主犯格のいる場所へと急ぐ。
後は晴明の計画通りに動くのみ。
洋が主犯格の邸宅のドアを叩く。
隠密である虎鉄は既に身を隠し、どこからか忍びこむ手筈を整えている筈だ。
洋は婚約者の無事と、この先の運命が良い方向に進む事を強く願いながら、重く大きな門が開くのを待ち侘びた。



