あの時から…ずっと…?
何も気付かず既に終わった事だと思っていた…私はなんて罪深い。
ずっと…晴明様の命さえ脅かしていたのだ。そう気付くと体が震え出す。
「そなたを付け狙う奴らの正体はまだ分からぬ。
だが、それは大きな組織であり、そなた個人への恨みではないのだ。何か大きな渦に巻き込まれている。
…俺から離れるなんて考えるな。今のそなたを1人には出来ぬ。」
「なぜ…私なんかの命を…?」
震える声でそう聞くと、その腕から逃れようと晴明の逞しい胸を押す。
しかし、力で勝てる訳がなく…もっとぎゅっと抱きしめられる。
「敵の意図はまだ分からぬ…。
だからこそ、そなたの側に出来る限りいたいのだ。1人の男として例えこの命に変えても守りたい。」
誰に何をどう言われたとしても、晴明の強い意志は変わらない。
どうすれば……?
お互いがお互いを想うが故に平行線をたどる…
ただ、香蘭はヒックヒックと嗚咽を漏らしながら泣き始める。その涙をどうにかせき止めたいと、晴明はひたすら震えてるその小さな背中を撫ぜる。
その瞬間、晴明はフワッと一瞬、意識が飛びそうになる。
「…晴明様…?」
香蘭は、急に抱きしめられていた腕の力がフワッと抜けて、異変を感じて驚き目を見張る。
「…少し毒が残ってるようだ…解毒は出来ている案ずるな…。」
そう言う晴明の顔色は真っ青だ。
ここ数週間、激務に追われて体調管理を怠っていたつけが今、睡魔となって襲って来る。
毒に侵されたというよりは、体力が消耗したというべきか…眠気に襲われる。
「今、誰かを…
…周隊長…周隊長!!」
香蘭は慌てて近くで護衛していた周を呼ぶ。
晴明は自分の意志とは裏腹に意識が段々と遠ざかる。
その瞬間でさえも、香蘭の手を咄嗟に掴み離さない。
何も気付かず既に終わった事だと思っていた…私はなんて罪深い。
ずっと…晴明様の命さえ脅かしていたのだ。そう気付くと体が震え出す。
「そなたを付け狙う奴らの正体はまだ分からぬ。
だが、それは大きな組織であり、そなた個人への恨みではないのだ。何か大きな渦に巻き込まれている。
…俺から離れるなんて考えるな。今のそなたを1人には出来ぬ。」
「なぜ…私なんかの命を…?」
震える声でそう聞くと、その腕から逃れようと晴明の逞しい胸を押す。
しかし、力で勝てる訳がなく…もっとぎゅっと抱きしめられる。
「敵の意図はまだ分からぬ…。
だからこそ、そなたの側に出来る限りいたいのだ。1人の男として例えこの命に変えても守りたい。」
誰に何をどう言われたとしても、晴明の強い意志は変わらない。
どうすれば……?
お互いがお互いを想うが故に平行線をたどる…
ただ、香蘭はヒックヒックと嗚咽を漏らしながら泣き始める。その涙をどうにかせき止めたいと、晴明はひたすら震えてるその小さな背中を撫ぜる。
その瞬間、晴明はフワッと一瞬、意識が飛びそうになる。
「…晴明様…?」
香蘭は、急に抱きしめられていた腕の力がフワッと抜けて、異変を感じて驚き目を見張る。
「…少し毒が残ってるようだ…解毒は出来ている案ずるな…。」
そう言う晴明の顔色は真っ青だ。
ここ数週間、激務に追われて体調管理を怠っていたつけが今、睡魔となって襲って来る。
毒に侵されたというよりは、体力が消耗したというべきか…眠気に襲われる。
「今、誰かを…
…周隊長…周隊長!!」
香蘭は慌てて近くで護衛していた周を呼ぶ。
晴明は自分の意志とは裏腹に意識が段々と遠ざかる。
その瞬間でさえも、香蘭の手を咄嗟に掴み離さない。



