「あっ、パパ!ゆーみおにいちゃんが泣いちゃったの!」
「はーいお疲れ様でーす殺しまーす。男と風呂なんて500年早いよハルヒちゃん。どうしたの血迷った?パパ以外の男と入るとかもう、こいつ殺すべきだよねそうだよねいいよね?」
「ころす?No, Dad!!」
「そうよ陽太さん…!えっとね、私が頼んだの!とりあえず憂巳くんは逃げて!それに陽太さんも今日は帰りが遅いんじゃなかったの…!?」
「あー、ごめん桜子。俺も家族のためなら平気で仕事サボる嫁バカ子煩悩なのよ。それに感知しちゃったんだよね、俺のパパセンサーが」
ねえ、天道さん。
あんたがこの幸せを手にできたルーツ、ちょっとだけ俺にも分かった気がするよ。
だから撤回する。
もうこの光を消そうなんて思わないし、復讐だってやめるよ。
こんなにも後味が悪くなりそうな復讐なんか御免だ。



