「おい、“うわ”ってなんなの“相変わらず”ってなんだよ“エグい”ってちゃんとした日本語使えコラ。
俺の奥さんの手料理になにケチつけてくれてんのよ。わかってると思うけどきみ居候の分際だからね?」
「………はーい、すみません天道さん」
家ではそのスタイルらしい、黒縁メガネ。
俺のナメ腐った態度にそいつの親バカ嫁バカスイッチが入ったようだ。
「ん?なんだよその態度。俺おまえを拾ってやった命の恩人なのよ?てか俺の娘にも気に入られちゃって奥さんとも仲睦まじく話しちゃって腹立つんだけど。
あ、念のためもう1回言っていい?ぶっこ○したいくらい腹立つんだけ───」
「陽太さん、黙って?ハルヒの前で危ない言葉はダメよ」
「あ、はい黙ります。今日も可愛いね最高だよ桜子。ハルヒちゃんもパパがいちばんでしょ?」
「うん!みんないちばん!」
「なんって優しい子なんだ愛してるよ。でもこいつだけは入れちゃダメ、このおにーちゃんセントウキョーで恐ろしいからダメなの」
「トウチホウ?」
「うんうん、もう習ったの?お勉強で。…これが倒置法ね。いやー、どんな聞き間違いだよ俺の娘かわいすぎ」



