矢野さんの言うとおりだった。
ジローもいつも心配してくれたのに、トンチンカンなことばっかり言っちゃってたよね私。
海人も本当はずっとずっと分かってた…?
最近の海人、勉強も部活も忙しそうなのになるべく私に時間を作ってくれていたから。
「バーカ。だれが障害者なんかと友達になるかよ」
そしてもう1度、プールに突き落とされる。
抵抗する力も気持ちも、とっくに消え失せてしまっていた。
かなしい。
かなしい、悲しい、かなしい。
たくさんあったのにね。
この障害のせいで家族を壊して、お父さんを苦しめて、お母さんも狂わせて。
ぜんぶぜんぶ私のせいだったのに。
(すみません……でした)
このまま深く深くまで、堕ちていったらいい。
私の存在なんか最初から無かったことにして、みんな、みんな、好きに生きていったらいいんだ。
(うまれてきて………すみませんでした…)
今日だ。
今日初めて、自分の障害をここまで恨んだかもしれない。



