「もしもしお嬢さん、まだいく?」
「いく!」
「うんうんそっかあ。でもパパ、そろそろお仕事に戻らなくちゃなのよ」
「ダメ! I have to eat five more plates!」
「うっそ、あと5皿?ママの血ありえないくらい濃いねえ可愛いねえ」
小さな女の子がケーキを独り占め。
しかも1コや2コではなく、お皿が何枚も重なってタワーのようになっていた。
見守るお父さんは苦笑い。
そっか、だからカウンターでは夫婦だろう主人と奥さんは笑顔ながらも必死さを隠せてないんだ…。
「店長さーん、あと5皿っていけますー?種類はなんでもいいので」
「……すみません品切れです。また作り直すとなると最低でも2時間はかかりますが…」
「でっすよねえ。十分です、ありがとうございますほんと。ここのケーキ美味しすぎたみたいで、日本のケーキはオーストラリアと比べてクオリティ高いから。ははは」



