Nightmare of Light.





こういう子が染まって戻れなくなるパターンを15歳ながらに何度も見ていた。


カラダを使って稼いだ金を一時の癒しとしてホストにつぎ込み、また稼ぎにカラダを使うの悪循環。


歳はもしかすると僕より年上かもしれない。

声をかけてしまったのは僕だから、せめてと思って。



『返さなくていいよ。だからもう2度とこんな街には来ないようにして、お姉さん』


『え……』


『ネカフェとか…あるから。堂々としていれば身分証もいらないところ、この先を行った場所にあるんだ』



渡した万札。


ネカフェにしては多かったとは思う。
けど、食事代とかタクシー代とか。

そういうの含めて多めに渡したことすら察せられない子が来ていい場所じゃないんだ、この街は。



『あの、明日もここに来てくれますか…?』


『…イカれてる?僕がいま言ったこと伝わってないの?』


『おっ、おつりはお返しします…!お返し……したいので』


『……………』