手を後ろに回されて、また体の自由を奪われていく。抵抗しても無駄で、抵抗する気力がなくなっていく。自由になれるチャンスを得たと思っていたのに、全ては翠さんの手のひらの上だった。 「ずっと大事にするよ」 私を拘束した翠さんは、まるで恋人に向けるような笑みを浮かべていた。