檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

翌週。

珍しく体調が良かった私は、昼休みに教室で友達と話していた。

「愛葉って意外と面白いよね」

美咲が笑う。

「そうかな?」

「そうだよ」

そんなやり取りをしていると。

教室の後ろが少し騒がしくなった。

振り返る。

そこには凛月が立っていた。

女子たちがざわついている。

それもそのはずだった。

凛月は目立つ。

どこにいても。

自然と視線を集めてしまう。