檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

「蒼依は?」

ふと気付く。

今日は姿が見えない。

「あいつ別件」

海里が答えた。

「珍しいね」

「まぁ蒼依だからな」

愛流が苦笑する。

その時だった。

「何がですか」

後ろから声がした。

全員が振り向く。

蒼依だった。

「うわ出た」

愛流が本気で驚いている。