檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

翌日。

保健室で休んでいると。

先生が席を外した。

静かな部屋。

窓から風が入ってくる。

「愛葉」

声がした。

振り返る。

凛月だった。

「また来たの?」

そう言うと。

凛月は当然みたいに頷いた。

「当たり前」

そして。

私の隣に座る。

距離が近い。

近すぎるくらい。