檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

放課後。

「今日男子と話した?」

開口一番だった。

「え?」

思わず立ち止まる。

「話してない?」

視線が向けられる。

怒ってはいない。

でも。

答えを待っている。

「少しだけ」

正直に答える。

すると。

凛月はため息をついた。

「そっか」

それだけ。

なのに。

なぜか気まずくなった。