檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

付き合い始めて一か月。

学校でも。

放課後でも。

気付けばいつも凛月が隣にいた。

最初は嬉しかった。

大好きな人と一緒にいられる。

それだけで十分だった。

「愛葉」

校門を出た瞬間。

聞き慣れた声が飛んでくる。

振り返ると。

いつものように凛月が立っていた。

「待った?」

そう聞くと。

凛月は肩をすくめる。

「五分」

「結構待ってるじゃん」

思わず笑うと。

凛月もつられて笑った。