檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

「東雲蒼依」

最後に名乗った蒼依。

他のみんなより少し冷静な印象。

「よろしく」

短い言葉。

でも目は鋭い。

愛葉を見ているというより。

観察しているみたいだった。

「総長」

蒼依が凛月を見る。

「大事にしすぎないでくださいね」

突然の言葉。

「は?」

凛月が眉をひそめる。

「また始まった」

愛流が笑う。