檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

帰り道。

並んで歩く。

それがいつの間にか当たり前になっていた。

「ちゃんと飯食った?」

「食べました」

「嘘だな」

即答される。

「なんで分かるんですか」

「愛葉だから」

当たり前みたいに返される。

その言葉が。

妙に嬉しかった。

「もっと自分大事にしろ」

凛月は真剣な顔で言う。

「倒れたら心配するだろ」

その言葉に。

少しだけ視線を落とした。