檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

それから。

凛月はよく保健室に来るようになった。

昼休み。

放課後。

たまに朝まで。

「また来たんですか」

「また来た」

そんな会話を繰り返す。

他愛もない話ばかり。

好きな食べ物。

苦手な教科。

将来の夢。

話している時間は。

不思議なくらい楽しかった。

「愛葉ってさ」

凛月がふいに言う。

「笑った方が可愛いよな」

その言葉に。

顔が一気に熱くなった。