檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


「断る」

琉生の声が響く。

静かな声だった。

だけど。

誰よりも強かった。

凛月は目を細める。

「どけ」

もう一度言う。

琉生は動かない。

愛葉を庇うように立ったまま。

二人の間に張り詰めた空気が流れる。