檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


長い沈黙。

そして。

凛月は一歩前へ出る。

琉生も動く。

愛葉を庇うように。

その姿を見て。

凛月は初めて怒りを滲ませた。

「どけ」

低い声。

琉生は動かない。

真っ直ぐ凛月を見る。

そして。

静かに言った。

「断る」

ついに。

二人の想いが真正面からぶつかる。

もう誰にも止められなかった。