檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


その時だった。

「どこ行くんだ」

低い声。

二人の足が止まる。

聞き間違えるはずがない。

愛葉の顔が青ざめた。

ゆっくり振り返る。

そこにいたのは――

凛月だった。