檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


裏口の前。

そこには琉生がいた。

「琉生くん……」

愛葉の声が震える。

琉生は静かに頷いた。

「行くぞ」

短い言葉。

だけど。

その一言だけで安心できた。

愛葉も頷く。

そして。

二人は歩き出した。