檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


倉庫の外。

玖音が立っていた。

凛月を見る。

何も聞かない。

聞かなくても分かった。

総長の顔を見れば。

「玖音」

凛月が呼ぶ。

「なんですか」

静かな返事。

凛月は少しだけ笑った。