檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


廊下。

凛月は一人で歩いていた。

足取りは重い。

頭の中では。

愛葉の言葉が何度も繰り返される。

――苦しかった。

――ちゃんと笑いたい。

拳を握る。

息が苦しい。

こんな気持ちは初めてだった。