長い沈黙。 凛月は俯いていた。 拳を握る。 震えるほど強く。 そして。 初めて理解した。 愛葉を苦しめていたのは。 他の誰でもない。 自分だったのだと。 凛月はゆっくり目を閉じる。 そして小さく呟いた。 「……遅かったか」 その声は。 今にも壊れそうだった。