檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


「苦しかった」

小さな声。

だけど。

凛月にははっきり聞こえた。

愛葉は泣きながら続ける。

「友達とも会えなくなって」

「何するにも怖くて」

「嫌われたくなくて」

「ずっと我慢してた」

凛月の顔から表情が消える。