檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


昼過ぎ。

部屋の扉が開く。

入ってきたのは凛月だった。

「愛葉」

名前を呼ばれる。

愛葉は顔を上げる。

いつも通り。

そう思った。

だけど。

凛月の表情が違う。

笑っていなかった。