檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


しばらく沈黙が続く。

そして。

琉生が口を開いた。

「決めろ」

愛葉が顔を上げる。

琉生は真っ直ぐ見ていた。

「行くか」

静かな声。

「残るか」

その言葉に。

部屋の空気が張り詰める。