檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


その夜。

倉庫の屋上。

冷たい風が吹いていた。

琉生は一人で立っている。

そこへ。

もう一人の足音が近付いた。

蒼依だった。

二人の視線がぶつかる。

沈黙。

先に口を開いたのは蒼依だった。