琉生は何も言わない。 否定もしない。 肯定もしない。 ただ。 真っ直ぐ凛月を見ていた。 その沈黙が。 何よりの答えだった。 凛月は拳を握る。 胸の奥に生まれた感情。 それは怒りではない。 恐怖だった。 愛葉を失うかもしれない。 そんな予感が。 初めて凛月の心を締め付けていた。