檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


「何かあったか」

不意に聞く。

愛葉の肩が揺れた。

「え?」

「最近変だ」

静かな声。

怒っていない。

責めてもいない。

ただ。

不安だった。

愛葉は少しだけ笑う。

「考えすぎだよ」

その言葉に。

凛月は何も返せなかった。