檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


その夜。

倉庫の外。

海里は缶コーヒーを飲んでいた。

隣には琉生。

しばらく無言が続く。

そして海里が口を開いた。

「二年前」

琉生が顔を上げる。

「覚えてるか」

静かな声だった。