檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


昼過ぎ。

部屋を出た愛葉は廊下を歩いていた。

すると。

向こうから海里が来る。

「おう」

いつもの軽い声。

愛葉は少し笑った。

「こんにちは」

その笑顔を見て。

海里は少しだけ安心したような顔をした。