檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


「もし逃げても」

愛葉は俯く。

「また見つかったら?」

小さな声。

震えている。

凛月を知っているから。

どれだけ探すか知っているから。

怖かった。

すると。

琉生は少しも迷わなかった。