檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


部屋へ入ってきた琉生は。

いつも通り壁にもたれる。

沈黙。

でも嫌じゃない。

愛葉は少しだけ勇気を出した。

「琉生くん」

「ん?」

「もし」

言葉が詰まる。

怖かった。

期待するのが。