檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


夜。

愛葉は窓の外を見つめていた。

今日も眠れない。

最近はずっとそうだ。

けれど。

以前とは少し違う。

窓を見るたび。

琉生が来るかもしれない。

そう思う自分がいた。

その時。

小さな音が響く。

コン。

愛葉の胸が高鳴った。