檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


蒼依は愛流から視線を外した。

「俺も止められませんでした」

小さな声。

後悔を滲ませる声。

愛流は顔を上げる。

蒼依の横顔は苦しそうだった。

そして。

誰にも聞こえないくらい小さく呟く。

「今度こそ失敗したくない」

その言葉の意味を。

愛流はまだ知らない。

けれど。

星龍の中で。

また一人。

愛葉の味方が増えようとしていた。