檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


沈黙。

数秒。

いや。

もっと長く感じた。

蒼依は資料を閉じる。

そして。

小さく息を吐いた。

「ありますね」

あっさりだった。

愛流は目を見開く。

「はぁ!?」

思わず声が出る。

蒼依は表情を変えない。