檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


愛流は眠れなかった。

昨日聞いてしまった会話。

玖音が総長に反論した。

あの玖音が。

ずっと凛月についてきた玖音が。

頭から離れない。

「絶対おかしいだろ……」

天井を見上げながら呟いた。

何かが起きている。

自分だけ知らない何かが。