檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


「総長」

玖音が呼ぶ。

「愛葉は物じゃねぇ」

空気が止まる。

凛月の表情が消えた。

「分かってる」

低い声。

だが玖音は引かない。

「なら閉じ込めるな」

その瞬間。

凛月の拳が握られた。