檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


「な、なんで……」

愛葉は戸惑う。

琉生は短く答えた。

「騒ぐな」

それだけ。

だけど不思議と安心した。

琉生は部屋を見回す。

そして愛葉へ視線を向けた。

「泣いたか」

その一言で。

愛葉の目が揺れた。