檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


その頃。

部屋の中では。

凛月が愛葉の髪を撫でていた。

「今日はもう休め」

優しい声。

昔と変わらない。

愛葉は小さく頷く。

凛月は満足そうに笑った。

そして部屋を出ていく。

扉が閉まる。

静寂だけが残った。